こんにちは、フリーランスのKizukiです!一般企業を経てフリーランスとして2019年に独立し、Webデザイン・プログラミング・通訳・翻訳・通訳案内士の仕事に携わってきました(Kizukiについてはプロフィールをご覧ください)今回は下記の疑問にお答えしていきたいと思います!
最近の通訳案内士の一次試験が難しくて、一回目の受験で合格できないかもしれないと不安です。免除制度があるみたいですけど、どのような形で役に立つのでしょうか?
結論、近年の通訳案内士試験の一次試験は難化の傾向にあるので、一次試験の科目が免除になっているかどうかは大きなポイントです。
実際に私が通訳案内士試験に初めて合格した2009年度と比べると、近年の通訳案内士試験の一次試験では難問・奇問が出題されるという噂を聞くようになりました。
実際に2019年度の問題を見てみると…ひょいひょい答えられる内容ではありません。とくに歴史の問題はかなり難しく、10年以上前の問題とはレベルが違うと感じました。
問題作成者の意図は定かではありませんが、見方によっては「落とすための試験ではないか…?」と考える人がいるかもしれません。
通訳案内士試験は年一回の一発勝負のため、ウェイトが大きいのが特徴です。
そのため、一部の試験者の間では試験免除制度を利用する方もいます。
試験免除制度により効率的な対策が可能になり、合格に近づけるからです。
本記事では「通訳案内士の免除科目を知る9ステップ」をご紹介します。
- 観光庁のホームページで免除対象科目を確認する
- 該当試験のスケジュールを確認する
- 各免除科目を確認する
- 参考書を揃える
- 通訳案内士試験の対策も忘れない
本記事を読むことで、通訳案内士一次試験で免除制度を活用し、勉強が必要な科目に時間を費やして対策できるようになります。
私自身も「英検1級」の保有資格を申告して英語の試験が免除になり、その分の時間を他教科への勉強へ充てることができました。
近年難化している通訳案内士試験一次試験を効率よく突破したい方は、本記事をぜひご参考ください。
通訳案内士の免除科目を知る9ステップ!共通テストはどうなる?

通訳案内士試験一次試験の免除制度を知る上で重要なのは、以下の9ステップです。
- 観光庁のホームページで免除対象科目を確認する
- 該当試験のスケジュールを確認する
- 外国語試験の免除
- 日本地理の免除
- 日本歴史の免除
- 一般常識の免除
- 通訳案内の実務の免除
- 通訳案内士試験の対策も忘れない
- 不合格になっても諦めない
それぞれ順番に見ていきたいと思います。
観光庁のホームページで免除対象科目を確認する
まずは免除対象科目を確認しましょう。
通訳案内士試験の免除科目に関する情報はネットでググればいくらでも出てきますが、大事なのは通訳案内士試験の公式サイトで免除対象の科目を確認することです。
インターネットにはごく稀に古い情報が残っており、古い情報を信じて走り始めると足元をすくわれることがあります。
該当試験のスケジュールを確認する
該当試験のスケジュールを確認し、試験日から逆算した日数で行える対策を考えましょう。
通訳案内士試験の受験日は毎年8月です。
免除対象の試験を受験する場合は、上図のように通訳案内士試験の前年度に受験して合格する必要があります。
たとえば、英検1級を受験して合格したのが2020年3月だった場合、2020年度の通訳案内士試験で英語試験の免除申請手続きが可能です。
免除制度を利用する場合、通訳案内士試験の試験日から逆算して前年度に受験して要件を満たす必要があります。
外国語試験の免除
外国語の免除対象試験は以下の通りです(2019年度)
英語科目の免除
- 英検1級
- TOEIC900点以上(L&R)
- TOEIC Speaking Test 160点以上
- TOEIC Writing Test 170点以上
英検1級とTOEIC900の対策については下記記事をご参考ください。
フランス語科目の免除
- フランス語検定1級
スペイン語科目の免除
- スペイン語検定1級
- DELE C1、DELE C2、DELE Superior
スペイン語の通訳案内士試験にも合格したので、下記記事で対策を解説しています!
ドイツ語科目の免除
- ドイツ語検定1級
中国語科目の免除
- 中国語検定1級
- HSK6級 180点以上(旧HSK9級 高等試験取得者)
イタリア語科目の免除
- イタリア語検定1級
韓国語科目の免除
- ハングル検定1級
- TOPIK6級
私が通訳案内士試験を初受験した時、外国語試験(英語)で免除になるための要件は「英検1級」だけでしたが、今はTOEIC(L&R)で900点以上の点数をとるだけで免除になります。
日本地理の免除
地理では以下の試験が免除試験に指定されています(2019年度)
下記のいずれか
- 総合・国内旅行業務取扱責任者
- 一般・国内旅行業務取扱責任者
- 一般・国内旅行業務取扱責任者認定証保有者
※旅程管理責任者(ツアーコンダクター)の資格は対象外
近年の通訳案内士試験で地理が難しくなったという噂は聞いていませんが、歴史のような難問科目に変わる可能性もないとは言い切れません。
不測の事態が不安な方は、受験するのも手です。
日本歴史の免除
歴史では以下の試験が免除試験に指定されています(2019年度)
下記のいずれか
- 歴史能力検定2級以上
- 大学入試センター試験「日本史B」60点以上
たとえば、2019年度の通訳案内士試験で難問・奇問だったと噂された「歴史」の免除要件に指定されている日本史のセンター試験はどうでしょうか。
簡単な特徴としては、
暗記が全て。その場で考える問題は少ない
マーク式の問題で年号を直接問われるような問題は出題されない
しかし年号暗記で解ける問題も複数ある
単語集の鬼暗記で誰でも8割は取れる
という感じです。他の世界史や地理に比べて、勉強時間に比例して成績が上がっていく特徴があります。
上述の内容によれば、設問の傾向を理解した上で日本史の知識を積み重ねるのがポイントのようです。
通訳案内士の施行要領(P.16)によれば、日本史で60点以上とれば「歴史」は免除科目です。
暗記の積み重ねを確実に成果に結び付けたい場合は、一つの選択肢になります。
大学共通テストの点数に関しては、テストの内容等を踏まえてどのように2021年度のガイドラインが改正されるかは定かではないので、引き続きフォローが必要ですね。
一般常識の免除
一般常識では以下の試験が免除試験に指定されています(2019年度)
- 大学入試センター試験「現代社会」80点以上
歴史と同様、センター試験の動向次第で左右される可能性が高いです。
私はもともと通訳案内士試験を直接受験して「一般常識」を突破しましたが、当時の経験を振り返って思うポイントのは、試験対策のみに注力せずに日頃から日本のニュースや常識に問題意識を持つことです。
勉強した内容が必ずしも出題されるかどうかは定かではないため、自分の頭で問題のポイントを読み解き、その訓練を習慣化する必要があります。
一般常識に関しても、大学共通テスト後に試験のガイドラインがどのように改正されるかを、引き続きフォローしていきましょう。
通訳案内の実務の免除
2019年度では「通訳案内の実務」に関する免除の情報がありませんが、「観光庁研修テキスト」で勉強して対策ができるレベルです。
ハロー通訳アカデミーブログで公開されています。
私自身は観光庁研修が義務付けられた時にテキストを使用して勉強しました。
テキストの内容自体は実務でも役立つ内容なので、テキスト通りに勉強しても損はありません。
通訳案内士試験の対策も忘れない
すべての試験科目が免除になればハッピーですが、時間の都合などで対策が間に合わない方もいるでしょう。
この場合、事前に検定を受験できる科目とそうでない科目を区別して対策する必要があります。
たとえば、通訳案内士受験の前年度に以下の予定を立てます。
- 前年度に免除を狙う科目:「歴史能力検定2級」「英検1級」
- 本番の通訳案内士試験で受験:「日本歴史」「外国語」以外の科目
長期戦となりますが、通訳案内士試験で「合格」するためには手堅く試験科目をクリアする考え方も必要です。
不合格になっても諦めない
仮に不合格になってしまっても、受験時に何らかの科目が合格点に達していた場合、その科目は翌年まで免除となります。
たとえば、2019年度の通訳案内士試験で「日本歴史」のみ不合格になってしまい、他の科目が全て合格点に達していた場合、翌年には「日本歴史」のみが一次試験の受験科目となります。
このように、一度不合格になってしまっても合格した科目があれば、その科目は翌年まで免除の効力を持ちます。
通訳案内士試験の免除科目を突破しよう

本記事では、「通訳案内士の免除科目を知る10ステップ」についてご紹介しました。
結論、近年の通訳案内士試験の一次試験は難化の傾向にあるので、一次試験の科目が免除になっているかどうかは大きなポイントです。
JTB総合研究所の記事によれば、2019年の訪日外国人観光客も2,000万人を大きく超えており、FIT(Foreign Independent Tour)のカスタマイズツアーの提案は今後も求められるでしょう。
業務独占資格ではなくなった通訳案内士ですが、通訳案内士としてのライセンスを持つか持たないかで顧客の信用度は大きく変わります。
通訳案内士試験で一次試験免除を検討されている方は、一次試験の他の科目や二次試験対策も必要になるので、下記の記事もご参考ください。
通訳案内士を受験すると、本記事のように体験談をブログ記事としてコンテンツ化できますし、副業にもつながります。
ブログでご自身のキャリアや体験談を発信していきたい場合は、下記の比較情報もご参考ください。
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