


通訳案内士試験に合格した後に、登録証を取得したいのですが、どうすればいいのですか?登録しないと何か問題になるのですか?更新も必要ですか?
結論、居住地管轄の都道府県庁で登録証交付の手続きを行い、5年に1度は観光庁が登録した研修機関で研修を受講する必要があります。
通訳案内士は名称独占資格(登録証がなくても業務可能)ですが、行政機関で「通訳案内士登録証」の交付申請をすることで信頼性も増します。
オフィシャルな形で登録証を携帯しておくことで、エージェントやお客様から信頼を得られます。信頼を得られると、ガイド業務の受注につながりやすくなります。
本記事では全国通訳案内士合格後の登録証交付・研修のステップについて紹介していきますので、「通訳案内士の登録証交付まで何をすればいいのか」を把握できるようになります。
「通訳案内士試験の合格後に、実際にガイドとして働いてみたい」とお考えの方は、記事をご参考ください。
全国通訳案内士試験に合格!登録証交付の3ステップとは?

通訳案内士の登録証交付(東京都の場合)を済ませるまでのステップは、以下の3つです。
以下で順番に見ていきたいと思います。
書類の準備
全国通訳案内士登録証の申請方法には「本人申請」「代理申請」の2種類があります。
本人申請(個人)の場合は下記書類の提出が必要ですので、窓口へ提出する前に全て用意しましょう。
- 申請書又は届出書(様式はこちら)
- パスポート原本と写し(非居住者の場合)
- 認印
- 健康診断書(様式はこちら)
- 合格証書(原本と写し)
- 誓約書(様式はこちら)
- 写真2枚(3か月以内に撮影、背景無、3.0cm×2.5cm)
- 住民票(3ヶ月以内発行のもの)
- 手数料(5,100円)
参考URL:全国通訳案内士登録申請書類一覧表(都内在住者用)
大きな注意点として、複数言語申請の場合は各言語につき手数料と写真が必要です(追加の写真が必要な場合、都庁前のメトロ駅構内にある証明写真機で撮影できます)
東京都産業労働局によれば、登録証の交付の際に郵送を希望の場合、別途費用がかかります。
海外在住の関係で直接書類を持参できない場合、代理人(個人)が必要です。
代理人には、上記に加えた下記書類を持参して申請するようにお願いしましょう。
参考URL:全国通訳案内士登録申請書類一覧表(都内在住者用)
通訳案内士登録窓口で書類を提出
各都道府県の役所が指定する登録窓口へ、本人または代理人が書類を持参します。
注意点としては、感染症対策の関係でエレベーターに乗る前に検温のチェックがあります。
窓口に到着すると担当者の方が対応してくれるので、必要書類を確認してもらいましょう。
書類に不備がなければ、10分程度で手続きが終わります。
全国通訳案内士登録証を確認

申請してから登録証が交付されるまで約10日間かかりますが、手元に届けば手続きは完了です。
事前に用意する書類が多いので少し大変ですが、通訳案内士登録証が交付されればライセンスを持った通訳案内士として稼働できます。
通訳案内士登録証交付後の住所変更申請について

登録証交付後に、引越しの関係で住所変更となった場合にも届出が必要となります。
- 申請書又は届出書(様式はこちら)
- 認印
- 合格証書(写し)
- 写真2枚(3か月以内に撮影、背景無、3.0cm×2.5cm)
- 全国通訳案内士登録証
- 変更した事実を証する書類(住所変更の場合は住民票、氏名変更の場合は戸籍抄本)
- 手数料(4,000円)
参考URL:全国通訳案内士登録申請書類一覧表(都内在住者用)
代理人の変更項目については複雑となっているので、全国通訳案内士登録申請書類一覧表(非居住者用)で直接確認するか、都庁・県庁のご担当者へ事前に問い合わせてみましょう。
観光庁が登録した研修機関で研修を受講する

通訳案内士法の改正に伴い、通訳案内士は観光庁が登録した研修機関(下記引用元リンクに記載)で研修を受講することが義務付けられました。
なお、改正通訳案内士法施行(2018年1月4日)よりも前に登録されている方は2023年1月3日まで、改正通訳案内士法施行後に登録された方は登録日から5年を超えない期間までに1度目の受講が必要となります。1度目の受講日から5年以内に2度目の受講というように続いていきます。
引用元:観光庁
5年に1度の研修を受講しなければ、通訳案内士のライセンスが失効する可能性があるので、登録だけではなく定期的な研修も受講しておきましょう。
登録証の手続きを済ませて通訳案内士の仕事を始めよう

本記事では「全国通訳案内士合格後の登録証交付の3ステップ」をご紹介しました。
全国通訳案内士の登録証交付は一旦済ませれば「オフィシャルの通訳案内士」として稼働できますが、「住所変更」など環境の変化に応じて届け出が必要になります。

登録証の申請から交付まで少し時間がかかるため、速やかに手続きを済ませることが大事です。居住者の場合は直接役所まで出向く必要があるので、書面の手続きはできるだけ早めに完了させましょう。
登録証の交付まで完了したら、登録証を持つ通訳案内士として仕事に臨むことができます。
通訳案内士の業務を成功させるために必要なノウハウは下記記事で解説しているので、「専業や副業でガイド業務にチャレンジしたい」とお考えの方はご参考ください。


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