
こんにちは、Kizukiです。高校生・大学生向けに、学生が通訳案内士になるために必要なことについて記事を書いてみたいと思います(Kizukiのプロフィール)
なぜ学生と通訳案内士のテーマで考えてみたいと思ったのかというと、私自身が学生時代に通訳案内士試験に合格したからです。
通訳案内士試験とは、毎年多くの受験者が挑戦する語学で唯一の国家試験として知られています。
私が受験した当時はまだ社会人経験のない学生でしたが、勉強だけは頑張っていたのでなんとか合格できました。
試験自体の勉強量はそれなりに求められますし、数年前に加わった「通訳案内の実務」に関しては実務を意識した上での準備が必要になるでしょう。
しかし基本的には勉強する姿勢が重要なので、アプローチによっては高校生や大学生など、学生の方々も合格を狙える試験でもあると思います。
大人の受験者と同様、試験や実務に耐えられる必要な準備を積み重ねられるかがポイントです。
本記事では学生が通訳案内士になるために必要なことについて、私自身の経験を振り返ってご紹介します。
学生が通訳案内士になるために必要なこと【高校生・大学生向け】

通訳案内士試験は国家試験のイメージの影響のせいか、敷居が高い印象をもたれがちですが、若い学生の方々も挑戦できる試験です。
実際に受験する際に必要なことをまとめてみました。
英検1級・準1級の語学力
私が通訳案内士試験を受験した時、私は英検1級に合格していました。
英検1級を合格した時には「通訳案内士の英語試験が免除になること」を知っていたため、そのまま通訳案内士試験に臨んだという流れです。
私は1次試験の英語試験が免除になったので、2次試験のレベルを振り返るとオーラルのレベル自体は英検準1級・1級レベルで対応できる内容だったと思います(CEFRだとB2以上)
最低でも高校3年生までに学習する基本文法や単語については身に着けておくと、試験の準備が捗るでしょう。
受験英語に加えて日本文化を紹介する語彙についてもインプットする必要があります。
日本地理・歴史・一般常識も学ぶ
通訳案内士試験では日本地理・歴史・一般常識が出題されるため、試験勉強自体は楽しく続けられると思います。
日本各地の観光名所について学ぶと地理と歴史の情報が絡むため、インプットの際に相乗効果があります。
他にも一般常識問題では統計情報やニュースで話題になる内容が狙われることがあります。
世界遺産に登録される場所もときどきニュースに出てきますよね。
近年の通訳案内士試験ではマニアックな問題が出るという噂があり、免除科目の対象となる資格試験でアプローチをかけるケースもありますが、いずれにしても日本に関する勉強は必要です。
アルバイトなどを経験しておく
起業を除けば、高校生・大学生の方々はアルバイトを経験されることがあるのではないでしょうか。
塾講師・レストランや居酒屋での接客・オフィスワーク・体力勝負の仕事など、探せばいろいろあります。
仕事の勘を養っておくと、営業や実際に仕事を受注してどのように動いていくのかを知る上では非常に重要です。
丸腰でいきなり通訳案内士の仕事に臨むと「どうしよう…」となる可能性もあるため、アルバイトやボランティアなどの形で業務を経験しておきましょう。
留学生と関わる活動に挑戦する
大学で経験できる他のアルバイトとしては、留学生のピックアップやアテンド業務も挙げられますので、機会があれば積極的に引き受けてみましょう。
アテンド業務は通訳案内士業務のデビュー戦で挑戦される方もいるので、具体的な仕事のイメージをつかんだり、導線もチェックできます。
他にも留学生の友達がいたら、日本食や日本文化を紹介して語学力を鍛えておくと、ガイド本番に向けて臨機応変な対応能力を養えます。
ちなみに私が通訳案内士を志したのは、友達への案内がきっかけでした。
フリーランスの税務に関する知識も身に着ける
今後フリーランスとして活動する場合は、確定申告や税務・経理関係の知識も身に着けておきましょう。
人によっては副業で通訳案内士に挑戦される方もいますが、所得の申告は重要です。
しかし税金の勉強をしろといきなり言われても、学校の勉強で忙しい場合は難しいですよね。
そんな時は漫画形式で学習できる本を一冊手元に置いておくと、短時間でフリーランスの税務について学べます。
まとめ:コロナ禍で通訳案内士業務はどうなったのか

学生の方々が通訳案内士を目指す時に必要なことについて、記事を書いてみましたがいかがだったでしょうか。
大人の受験者と同様、実用な知識を学んで行動していく姿勢があれば、合格を狙える試験でもあると思います。
ちなみに私は2020年からコロナ禍の影響を受け、通訳案内士の仕事がなくなってしまい、ブログを書いたりWebデザインなどの仕事を続けてきました(涙)
コロナ禍が私にどのような影響を与えたのかに興味がある方は、下記記事もご参考ください。
