

こんにちは、フリーランスのKizukiです!一般企業を経てフリーランスとして2019年に独立し、Webデザイン・プログラミング・通訳・翻訳・通訳案内士の仕事に携わってきました(Kizukiについてはプロフィールをご覧ください)今回は以下の疑問にお答えいたします。

テレワークに役立つ翻訳支援ツールでオススメのものはなんですか?よく分からないのですが…
結論、テレワークの翻訳支援ツールとして代表的なものは8つあるので自分に最も合うものを選択すれば問題ありません。
ツールに頼りすぎるのはよくないですが、使い方次第では語学の勉強や仕事で生産性を上げられるのが大きな利点です。
翻訳支援ツールと言えばWeblioが有名ですが、Weblio以外にも有益なツールは数多くあります。
本記事では、翻訳支援ツールやテレワークの業務に役立つ道具を比較してみたいと思います。
【Weblio以外は?】おすすめのテレワーク翻訳支援ツール7選を比較

本記事で比較する翻訳支援ツールは以下の7つです。
- Weblio
- Cute007
- Google翻訳
- Smartcat
- Memsource
- 英辞郎 on the WEB Pro
- POCKETALK
それぞれ順番に見ていきたいと思います。
Weblio
Weblioとは、オンラインの辞書サイトです。定番ですね。
複数の英和・和英辞典を一括で対象用語を検索できますが、訳出の出所もあわせて確認するのが重要です。
同サイトは警察用語英語一覧など、多種多様なデータベースを掲載。
翻訳と専門用語を同時に学びたい場合は、Weblioを使うと時間の削減につながります。
Cute007
Cute007とは、Google翻訳・Baidu翻訳・excite翻訳・Bing・@Nifty翻訳・Fresh翻訳で、横断的に翻訳結果を表示できるプラットフォームです。
複数のプラットフォームをまたいで翻訳例を検出できる「串刺し検索」が可能となっています。
オンラインの翻訳ツールとしては多くのユーザーがGoogle翻訳を利用されていますが、精度が完璧であるとは言い難いのが現状です。
原文によっては「excite翻訳の精度が高い」と思える訳も見られます。
ブラウザを毎回切り換えて訳文を比較するのは時間のロスにつながるため、同一のプラットフォームで比較すると時間を節約できるのが大きなポイントと言えます。
EDWin4
EBWin4とは「串刺し辞書検索」を行える無料のツールです。
Web辞書の登録機能がついており、たとえば下記辞書をすべて登録すれば串刺し検索を実行できます。
- 英辞郎
- Weblio
- Longman English Dictionary Online
Cute007は文章の串刺し検索に向いていますが、EBWin4は単語レベルでの串刺し検索に向いています。
EBWin4は英英辞典も登録できるため、英和辞典だけでなく英英辞典の意味も同時に調べる場合には時短ツールとして大きく機能します。
Google翻訳
次はGoogle翻訳です。
パソコンだけでなくスマホにもアプリをインストールして使えるので、利便性としてはかなり高いと言えるでしょう。
他の翻訳プラットフォームと比較しても、音声認識・画像認識の機能では高い精度を誇ります。
また、語学学習でGoogle翻訳の各種機能を活用すれば生産性が上がります。
Smartcat
Smartcatとは、クラウド上で翻訳作業を行える「無料」の翻訳支援ツールです。
「用語集の蓄積」が大きな特徴となっています。
用語集を活用して過去事例の用語を検索することで、過去納品案件との用語のズレを未然に防げるのが利点です。
チャットやコメントの機能により、翻訳者・校正者・コーディネーター間のコミュニケーションサポートが可能です。
人によっては「使いにくい」という印象を受けるかもしれませんが、翻訳者と校正者が同一のルールとプラットフォームに則って作業できます。
Memsource
Memsourceとは、「翻訳コストの削減」「ワークフローの自動化」などで翻訳者を支援する有料翻訳支援ツールです。
有料となっているのが、Smartcatと大きく異なる点と言えます。
その分、ユーザーは人工知能技術による高度な翻訳支援機能(下記参照)を利用できます。
少量の翻訳から、グローバル企業に求められる翻訳の自動化まで、Memsource はあらゆる翻訳ニーズに沿うツールです。簡単に設定できる CMS コネクタ、柔軟な REST API、高速ローカライゼーションを実現する強力な機能。社内の翻訳チーム、社外の翻訳会社、そして機械翻訳までが関わり合い、複雑になりやすい翻訳プロセスを、エンドツーエンドで自動化するための機能が Memsource には備わっています。
引用元:Memsource 製品機能
下記記事では機械翻訳や翻訳市場の将来性について解説しているので、ご参考ください。
英辞郎 on the WEB Pro
アルクがオンラインで公開している英辞郎 on the WEB Proは、例文検索で非常に役立つツールです。
英辞郎 on the WEB Proの公開版は無料で英和・和英の文章検索をできますが、ユーザー登録により「単語帳・例文検索機能」も利用できるようになり、有料版では例文データがさらに充実します。
例文検索機能は英語のボキャビル(語彙強化)で大きく役立つので、検索対象語彙の前後に配置されている単語もあわせて覚える「コロケーション」を意識するといいでしょう。
POCKETALK(ポケトーク)
POCKETALK(ポケトーク)とは、相手の言葉を分からない人同士が対話できるAIツールです。
厳密には翻訳というより通訳支援の部類に入りますが(文字も表示されます)、海外出張や打ち合わせなどで簡単な対話が必要な時には活用できるツールと言えます。
ちなみに私が昨年シンガポールに海外出張した時、同行したクライアントはPOCKETALK(ポケトーク)を駆使し、名刺交換と挨拶を自己完結していました。
言語面で不安があっても、その場の勢いで会話を成立させる上では一助となるツールです。
【Weblioだけじゃない】翻訳のテレワークに役立つ道具5選

翻訳のテレワークに役立つ道具5選もご紹介します。
これらは実際に私も使っています。
- ノートパソコン
- iPad
- ZOOM(テレビ会議ツール)+イヤホン+マウス
- Adobeソフト
- 動画編集ソフト
以下で順番にご紹介いたします。
ノートパソコン
翻訳を扱う場合はキーボードによるファイル編集業務が増えます。
ノートパソコンだとキーボードを搭載しているため、高スペックであれば作業に大きな支障はないと考えていいでしょう。
iPad+キーボード
ノートパソコン以外でiPadを使う翻訳者もいます。
ただこの場合、別途Bluetoothなどで接続できるキーボードがあると作業が捗ります。
結果としてノートパソコンに劣らないパフォーマンスで業務が進めば、何も問題はありません。
ZOOM(テレビ会議ツール)+イヤホン+マウス
ZOOMとはテレビ会議用のツールとしても散られるソフトウェアです。
最近はコロナウイルスの影響でテレワークが推奨され、インターネット回線で接続された参加者とZOOMでコミュニケーションをとれます。
ホワイトボードや画面共有機能もありますので、音声のみで意思を伝えられない時は付属機能を活用するといいでしょう。
イヤホンもあると便利です。
ZOOMを使用するときにはマウスも必要です。
とくにホワイトボードでブレストをやる時にはマウスを使わないと、文字が激しく汚くなります。
「ZOOM+イヤホン+マウス」の3点セットがあれば、基本的なコミュニケーションは問題ありません。
Adobeソフト
AdobeのPhotoshopとIllustratorはDTP編集の際に利用できるソフトウェアです。
稀にAdobeソフトのフォーマットでデータが入稿され、翻訳業務に臨む場合も発生します。
既にインストールされている方は別ですが、デザイン関連の翻訳を検討されている方はインストールしておくと受注時にはスムーズに作業へ移れます。
Adobe Illustrator(12ヵ月)
Adobe Photoshop(12ヵ月)
動画編集ソフト
デザイン関連ではAdobeソフトが大活躍する一方で、映像字幕翻訳の場合は動画編集ソフトが必要になるケースがあります。
私が使用する動画編集ソフトは下記の製品です。
4Kモニタに対応するレベルの動画編集と翻訳がセットになると、動画編集ソフトにもある程度のスペックが求められます。
【Weblioだけじゃない】翻訳支援ツールを語学でも使ってみよう


本記事では、語学と仕事の役に立つ翻訳支援ツール8選を比較しました。
翻訳業務のリサーチで役に立つ
ツールを使い始める時はなかなか慣れなかったりしますが、実際に業務などで使用してみると、ケアレスミスの減少につながったり、チーム内の生産性が大きく上がるなど目に見えた成果につながります。
とくにチームで動くときは同一プラットフォームの作業が効率的ですので、チームのメンバーが翻訳支援ツールの情報を必要としている場合は提案してみてみるといいでしょう。
翻訳支援ツールは勉強でも役立つ
翻訳支援ツールは英語の勉強でも役立ちます。
下記記事で解説しているように、ライティングなどの勉強では日英発想の違いが一つの関門となりますが、翻訳支援ツールで例文の勉強を進めていくと理解が早まります。
本記事で紹介したツールは、英検1級や通訳案内士試験の英文ライティングの練習にも役立つので、下記のカテゴリー記事を参考にしながら活用してみてください。


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